修了式
3月24日(水)体育館で修了式が行われました。
校長先生のお話
「続けること」と「変わること」
おはようございます。
先週行われた卒業式では、6年生のみんなが胸を張ってこの経田小学校から巣立っていきました。そして、今日は1年の締めくくり、修了式です。
今、代表の人に修了証をわたしましたが、このあと教室で担任の先生から一人一人しっかり受け取ってください。みなさんの1年間の成長の証です。
卒業式や修了式、間もなく行われる入学式などの式典は、その巣立ちをお祝いしたり、1年を締めくくったり、学校に新しい仲間を受け入れたりする、とても大切な行事です。また、運動会やいろいろな集会なども、皆さんがいろいろなことを学ぶための大事な行事です。ですから、学校の伝統を大切にして、できるだけ行事のやり方を守って続けてきました。
ところが、新しい感染症が世界中に広がってからは、このような行事を途切れさせずに続けていくために、いろいろなことを変えていかなくてはならなくなりました。
マスクをする。人が集まりすぎないようにする。時間を短くする。大きな声を出さない。厳しく健康チェックする。さまざまな工夫をして、感染の危険を減らす努力をすることで、こうした行事を続けられるようにしています。
「続ける」というと、私たちは「同じことを繰り返す」というふうに考えてしまいがちです。けれども、今話したように、何かを続けていくためには「変えること」「変わること」が必要なときがあるのです。
もうすぐ皆さんは、新しい学年へと進級します。
進級して、次の1年、ただ同じことを繰り返していても、前に進むことはできません。みなさん一人一人が、これまでと何かしら「変わる」ことをしっかり意識してほしいと思います。
1年前、新入生だった1年生は、2年生になったら何が変わればいいでしょうか。
2年生は3年生、3年生は4年生になります。自分を成長させるために、変わることが必要なところが、きっとあるはずです。
4年生はいよいよ高学年になります。どう変わればいいのでしょうか。
5年生は、新しい6年生として学校のリーダーになります。もう何も言わなくても、卒業生の姿を見て、きっとその準備を始めていると思います。
先生たちも、みなさんと一緒に学び続けていくために、変わり続けていきます。もうすぐ始まる新しい1年も、みんなで一緒に、笑顔で前へ進んでいきましょう。